成田の家DIY & はたけ日記@300坪の里山一角

自力建築オフグリッド工房 in 成田

千葉県成田市の里山300坪でDIY家づくり & パーマカルチャーで循環する暮らし実験記録

断熱材を自然素材にしない理由。

切り絵みたい!建築現場で余った発泡プラスチック系断熱材を掻き集めて切り絵断熱材?途方もなく地道な作業なんですけど、もったいない精神で頑張ってるわけです。母、出来上がった一面を見て満足そうです笑

「せっかくなのでプラスチックではなくて自然に優しい(還りやすい)素材にしないの?」と思われるかもしれません。

でも、この家の設計者は大手ハウスメーカーで図面を引いてきた70歳の建築士。経済成長第一 & 環境問題二の次の時代だったことも背景にありますが、これまでたくさんの建設廃棄物を出してきたことに、後ろめたさを感じているのです。

平成26年度に環境省が公表したデータによると、 全国の産業廃棄物の総量は3億9284万トン。 これは東京ドームの約1,000杯分に相当するようです。

建設業からは8,161万トン、約2割を占めてるようです。 再生利用と減量化量が97%となり、実質最終処分されるのは残り3%みたいですが、平成26年度には143件16.6万トンが不法投棄され、 不適正処理量も40.7万トンと増加傾向に。 (確かに産廃処理も想像以上にお金かかるしな・・・・)

なんとも複雑な社会構造。 とまぁ難しく考えても仕方ないので、 まずは身の回りでできることからはじめよう。 ということで、地道に建築現場から廃材回収(自然素材に限らずね)

Pasting of foam heat insulating material on the 2nd floor. Since we are using scraps from random construction sites, it’s like cutout art isn’t it?i wonder what’s the cellulose insulation like.